井関農機という会社について、皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?代表的な農業機械メーカーのひとつとして知られている同社ですが、他の企業と比べてどういった特徴があるのか気になる方も多いはず。そこで今回は、井関農機の会社情報や昨今注目されている農業ロボットについて調査してみました。
井関農機は1926年の創業以来、農業機械に携わってきた老舗メーカーとして知られています。整地用農具だけでなく、栽培や収穫などに関する機器まで幅広く取り扱っている同社の製品は、いずれも良心的な価格設定が魅力。メンテナンスのしやすさから、初心者にも使いやすい機械が多いと言われているようです。
井関農機の農業機械、特にトラクターは軽くてコンパクトな製品が充実していると言われていますが、その一方で非常にエネルギッシュ。小型でもパワフルに農地を開拓できるので、効率よく作業が行えます。コストパフォーマンスが高い農業機械を求める方は、ぜひ視野に入れたいメーカーと言えるでしょう。
井関農機の農業ロボットとしてご紹介するのは、ロボットトラクタT.JapanV。これは有人監視下で行うロボットモードだけでなく、操作のみ自動で行うオートモード、直進作業をアシストしてくれる自動操舵モードと3種類のモードが用意されており、幅広い走行パターンに対応できるのが特徴です。
ほ場逸脱防止機能も付いており、逸脱リスクが少ないのも魅力。超音波センサーと赤外線センサーも搭載されているため、障害物とエンカウントした場合でもその都度察知して回避可能。
会社名 | 井関農機株式会社ISEKI & CO.,LTD |
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問い合わせTEL | 03-5604-7602 |
本社所在地 | 愛媛県松山市馬木町700番地 |
URL | https://www.iseki.co.jp/ |
展示会出展実績 | スマート農業EXPO、イノベーション体感デーほか |
井関農機は、近年田圃の雑草を自動で抑制するロボットの開発を行っています。2021年6月にはテクノロジーを用い、自然と人が共生する農業を目指す会社「有機米デザイン」とも業務提携を開始。特に水稲の有機栽培において最も手間がかかる工程とされている除草作業を軽減することで、全体の作業時間を短縮し効率化するのが狙いです。
抑草ロボットの性能は、代掻き後の水田の中を自力で航行し、水中を撹拌しながら泥を巻き上げることで遮光を促すことで、土の物理性に影響を与え、水面の下にある雑草が育つ力を抑えるというもの。現在は数年以内の販売を目処に研究中とのことなので、今後も注目していきたいですね。