たまねぎの収穫ロボット・収穫機

ここでは、たまねぎの収穫ロボット・収穫機について紹介していきます。作業負担を軽減するために、収穫ロボットの活用を検討してみませんか。

たまねぎ収穫機「HT20A」

ヤンマーのたまねぎ収穫機HT20A
引用元HP:ヤンマー公式HP
(https://www.yanmar.com/jp/agri/products/vegetable/vegetable_harvest/ht20ar/)

1畦4条植えのたまねぎを、2条ずつ往復で収穫できます。掘ったたまねぎはきれいに整列するため、収穫後の拾い上げ作業も楽にできます。サブソイラ式堀取刃で土を浮かせて、2本のスポンジベルトでやさしく引き抜くことで、たまねぎを傷つけにくくなります

葉切りカッターは、4~20㎝に無段階調節でき、青切り出荷やコンテナ貯蔵、結束吊り下げ貯蔵などの形態に対応可能。また、裸地、低うね、幅広うねなど、栽培体系に合わせてラインナップも揃っています。堀取り後は拾い上げ・運搬・調整まで行える「歩行型たまねぎピッカー」や「野菜作業車」「オニオン・タッピングマシン」もあります。

「HT20A」の性能や価格は?

畑によって多少うねの幅が違っても、パワートレッド機構を採用しているため、レバーを握って前後後進するだけで200㎜まで車幅調整が可能です。軽トラックへも積み込めるため、移動も楽に行えます。

  • HT20A (L)R 1,397,000円(税込)
  • HT20A (L)MSET2R 1,606,000円(税込)
  • HT20A WR 1,628,000円(税込)

「HT20A」の導入メリット

たまねぎの収穫作業は、しゃがんだ姿勢で行う重労働です。たまねぎ収穫機を導入すると、堀取りから搬送、葉切り、整列放出が2条同時に可能となります。掘った後も1列にきれいに並んでいるので、拾い上げ作業も楽になり、作業効率アップ、作業者への負担軽減が実現できます。

「ヤンマー」ってどんな会社?

ヤンマーではグループで連携した自社一貫体制を構築しています。特に農業においては世界の農業と農家の声に応えるため、自動運転やロボット技術、エネルギーなどのさまざまな分野を研究。日本のみならず、世界中に販売ネットワークを持ち、世界の多種多様な農業シーンを支えています。

会社名 ヤンマーアグリ株式会社
問い合わせTEL 公式HPに記載なし
本社所在地 岡山県岡山市中区江並428
URL https://www.yanmar.com/jp/agri/

たまねぎ収穫機Bonita
「OH-4C・OH-4CMS・
OH-4CMSR」

クボタのたまねぎ収穫機Bonita
引用元HP:クボタ公式HP
(https://agriculture.kubota.co.jp/product/kanren/onion-harvester_picker//)

クボタのたまねぎ収穫機「Bonita」は、歩行型で機種によって、裸地にもマルチにも対応できます。裸地対応の機種は、「OH-4C」「OH-4CMSR」が対応し、たまねぎの堀取り、茎葉切断の後、きれいに整列させます。またマルチに対応する「OH-4CMS」「OH-4CMSR」は、マルチのすそをはがし、茎葉を短く切断して土をほぐします。

さらに、「たまねぎピッカー」「たまねぎコンベア」「たまねぎピッカー追従運搬車」を連携させれば、Bonitaで掘取り後のたまねぎを拾い上げ、土を落としてコンテナに収納・回収までできるようになります。

「Bonita OH-4C・OH-4CMS・OH-4CMSR」の性能や
価格は?

シンプル設計により、切断後の茎葉がベルトに留まりにくく、詰まりを軽減しメンテナンスが楽になります。堀取りの深さを手元のハンドルで簡単に調整でき、うね幅に合わせて1130~1370㎜の間でトレッド調整ができます。また、ハンドル荷重を低減したため、枕地での旋回性能がアップしています。

  • OH-4C(裸地仕様) 1,408,000円(税込)
  • OH-4CMS(マルチ仕様) 1,503,700円(税込)
  • OH-4CMSR(マルチ・裸地仕様) 1,569,700円(税込)

「Bonita OH-4C・OH-4CMS・OH-4CMSR」の
導入メリット

たまねぎの収穫は、掘り出すだけでなく、根切りや茎葉切断、拾い上げ、コンテナへの収納など、作業工程が多くあります。手作業で行うには時間と手間がかかるため、たまねぎ収穫機を導入すれば時間短縮や労働力の削減が狙えます。また、掘り出した後の拾い上げ作業や調整作業もロボット化することで、さらに効率アップを図ることができます。

「クボタ」ってどんな会社?

クボタグループでは、美しい地球環境を守りながら「食料・水・環境」に関わる地球規模の課題解決に取り組んでいます。農業における事業では、農業機械の開発・製造はもとより、農作物の生産から加工、消費など、それぞれの段階をトータルでサポートする農業ソリューションを提供しています。

会社名 株式会社クボタ
問い合わせTEL 06-6648-2111
本社所在地 大阪府大阪市浪速区敷津東1-2-47
URL https://www.kubota.co.jp/

たまねぎ生産者が抱えている
収穫の課題

たまねぎの収穫は、根切りや堀取り、茎葉カット、拾い上げ、調整など工程が多く時間や人手が必要です。収穫ロボットの開発が進んでいますが、選別などまだまだ人の目視や触ることによる作業が欠かせず、自動化が難しい部分もあるようです。また1台のロボットだけでは一連の作業が完了しないという難点もあります。

将来的にはたまねぎの収穫が無人化ができるよう、産学連携による研究や実証実験などが進められています。

まとめ

たまねぎの収穫は、人手や手間のかかる工程が多く、作業者にとっても重労働です。人への負担を減らし、作業効率を上げるためにも、たまねぎ収穫機の導入と、可能ならピッカーや運搬車などまでの導入までを視野に入れた検討をしてみましょう。

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